独りぼっちかどうかは、気づきによるんです!

小学6年生の春、人生最初で最大のいじめにあった。

ある日突然、同級生に学校の一室に呼ばれ、行ってみたら、同級生女子が15人くらいロの字型に組んだ机の周りにズラリと座っていた。

ドアを開けた瞬間、その部屋の異様な雰囲気にギョッとした私は入るのをためらったが、一面だけ誰も座っていない辺を指差して「座って」と言う声に、フラフラと従ってしまう。

パニック状態になりながら、そこにいる面々を見渡すと、全員同級生で、みんなイヤなものでも見るような視線を向けてくる。中には仲良しの友達がいたことが、とてもショックだった。

一人のボスらしき子の促しで、そこにいた一人ひとりが、私に対する非難の言葉を浴びせかけてきた。身に覚えのないこと、そんなつもりはなかったけど…と思うこと、中には自分の母親の悪口まで。

信じられない光景に、ただ、ただ呆然となり、途中からはもう、何を言われていたかも覚えていない。恐らく私の耳は、脳は、心は、自分を守るために閉ざされた。

帰宅後、母親が私の異変に気付いたようだが、そのことは長い間、母親には話を出来なかった。

そして、辛い日々はその日を境に始まった。私に対する悪い噂が瞬く間に拡散され、昨日まで普通な生活だったのに、クラスメイトの完全無視が始まった。私をバイ菌扱いする男子、半径1m以内には寄り付かない女子。

6年生の春から、冬にかけて、その暗黒時代は続いた。

毎日、独りぼっち。
もう、耐える を越して、ただ、義務感で学校に通っていた。時代と家庭が「不登校」を許さなかった。

実は以前ブログで自分史を書き始めたのだが、この出来事の段になったら書けなくなり、中断していた。

そして、今日、なぜ書けたのか?

ふと当時のことが思い出された時、もう一つの出来事を思い出すことができたから。

あの頃、6年生には1年生の「相棒さん」ペアがあり、6年生が入学したての1年生の面倒を何かとみることになっていた。毎朝教室に行っていたら、ある一人の男の子がとても私になついてくれた。

ある日から、その子が私を下駄箱で待ち伏せするようになった。1年生の下校は早いはずだが、その子はずっと私を待っていて、自分が乗って帰るバスのバス停まで送って欲しい、と言うのだ。

家でも「お姉さん」である私は、しょうがないなぁと思いながらも、可愛いその子と手をつなぎながら毎日のように、送ってあげた。

今朝、そのことを突然思い出した時、
慰められていたのは、わ・た・しだった〜
と、気付いてしまったのだ。

涙が溢れて、嗚咽となった。
激しく泣いて、泣いて、泣いた。

いじめにあって、すべて閉ざし、廃人のような私に、「あなたが必要だ」と言ってくれたのだった。

独りぼっちだと思っていたけど、
しょうがないなぁ、とやってあげてる気だったけど、

1年生の小さな彼は、
天使天使だった。

ボロボロの私に
あなたが必要なんだ、と言いながら、
本当は私を包んでくれていた。

サンテグジュペリの「星の王子さま」に出てくるバラ🌹を思い出す。 

私たちは、自分が必要とされていない、と感じる時、大きな喪失感、劣等感に苛まれる。そして、そんな重いものをとてもじゃないから、感じたくなくて、どこかに押し込めてしまう。

あまりに押し込めすぎて、全く記憶にないけど、その感情が大きく、深いほど、日常生活の中で、前に進めない、わかっているのにできない、勇気が出せない、そんな気持ちを作り出します。

自分自身、かつてに比べたら格段に自由に、軽くなってきていましたが、もっと自由に、もっと軽やかに進んでいくために必要なことはすべて揃っているのに、なかなか前に進めない状況でした。

それが、今朝の気付きと深い関係がある気がしています。


壁しかないと思っていたのに、溜まった感情がクリアリングされると、そこに先へ進む扉🚪が浮き出てくるような。

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