銀座のオフィスに通勤すること3年目。
昨年から気になる存在が。
全身真っ黒な服装、裾は敗れ、髪はボサボサ、虚ろな目で、銀座2丁目辺りのビルの隙間に座っているか、寝転んでいる男性。
炎天下であろうが、氷点下であろうが、たまに見かけていた。
視界に入る度に、自分の中に湧いてくる感情を眺めていた。
しばらくは嫌悪感だけだった。
単純に、想像してしまう悪臭、
社会的な視点からのジャッジ。
働かないのは自由だけど、なぜ、そんな惨めな自分を東京のど真ん中でさらしているのか?
そのうち、お節介目線。
食べ物やお金とメッセージを送ってみようか?
この目線、当時は心からの善意でそう思っていたが、今思うと最悪だった。
なんて上から目線の発想。
初めて彼を見てから1年。
彼が生きている‼︎ ことに気づいた。
多分、死と隣り合わせの生活レベルかもしれないけど、もう1年も生きてくれている!
色んな縛りとは無縁の世界で。
自由じゃん!
そんな生き方を、今は選んでいるのかもしれない。
そうしたら、翌日、横断歩道を颯爽と歩いている彼を見かけた。
旅立ちの日を迎えたのかな〜。
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